禁じられし扉 第15話
「ユーリ!!どこへ行くの?」
ユーリは急ぎ足で城内を移動していた。そんなユーリをセーナは必死で追いかけていた。
「ねぇ!!そっちは『プラリスの塔』しかないって!!」
セーナはユーリに追いついてユーリの腕を掴んだ。するとユーリはセーナの手を振りほどいて再び急ぎ足で歩き始めた。
「プラリスの塔へ行くのよ。」
「えっ!?あそこは何もないじゃない!!」
セーナが慌ててユーリの横に並ぶと、ユーリはクスリと笑ってセーナに言った。
「・・・何もないのかしら?」
プラリスの塔とは城内の一番東に位置するシャトゥーム国で一番高い建物であり、国を一望することができる。プラリスとは何代か前の王妃の名前であり、そのころシャトゥーム国では内乱が絶えず、それを嘆いたプラリス王妃が塔の一番上に真っ白なドレスを着て上り内乱が治まるまでずっと祈り続け、そして内乱が治まったときには祈った姿のままで眠るようにして死んでいたというシャトゥーム国の伝説の王妃と言われている。そのため現在でも平和の女神とされ皆に崇められている存在なのである。そしてそれ以降、東の塔は「プラリスの塔」と呼ばれ、内乱は一度も起こってはいないのだ。
「相変わらず古いわねぇ〜。」
ユーリはプラリスの塔に着くと、塔を見上げて言った。
「・・・ユーリ?」
セーナがそんなユーリの様子を不思議そうに見ているとユーリはプラリスの塔の階段がある場所とは反対の方へと歩き出した。
「えっ?階段はこっちじゃないの?」
セーナが慌てて言うとユーリは笑いながら言った。
「塔へ上がるわけじゃないんだから!!」
「えっ?」
「いいから、こっちへ来て!!」
セーナがユーリに呼ばれて階段のちょうど裏に行くと、ユーリは塔の壁に手を当てて何かを探していた。
「何してるの?」
セーナがそう言ったときユーリは何かを見つけた。
「あった!!セーナ、周りに誰もいない?」
ユーリにそう言われてセーナは辺りを見回した。
「・・・居ないと思うけど・・・居たらマズイの?」
「かなりマズイ!!」
ユーリが険しい顔をして言うと、セーナは軽く息を吐きポケットから小さな電子チップを取り出して、それを塔に貼り付けた。
「何なの?そのチップ・・・」
ユーリが聞くとセーナはポケットから小さなモニターのついた機械を出してそれを見ながら言った。
「生命体、機械類には無害の電磁波を発するチップ。この特殊な電磁波は生命体や機械類に当たると独特な変化を起こし、微量の静電気が発生するの。その静電気を感知するのがこのモニターってわけ。電磁波が当たった部分に静電気が発生するから接触物質の形状や距離までかなり正確に計測できるようになってる。」
セーナの説明を聞きながらユーリはセーナの持っているモニターをのぞきこんだ。
「・・・よくわかんないけど、とにかくこれで周囲に人が居るかどうかわかるってことよね?」
「・・・うん。・・・誰もいないよ。」
セーナがそう言うとユーリはプラリスの塔の外壁のレンガを一つ外した。
「ちょ、ちょっとユーリ!!プラリスの塔は・・・」
セーナが慌てて止めようとユーリに駈け寄るとレンガを外したその奥にはパスワードを入力する電子画面と鍵を刺し込む場所があった。
「何なの、コレ・・・こんなの塔にあった?」
セーナが驚いてユーリに言うと、ユーリはポケットから金色の鍵を取り出し、それを鍵穴に差し込みパスワードを入力してから鍵を回した。
すると塔の裏に入口が現れた。ユーリは鍵を抜いてレンガを戻した。
「セーナ、入るよ〜♪」
ユーリはそう言うと入口から入って行った。
「・・・。」
セーナも慌ててユーリの後を追って入口から入った。
ユーリは急ぎ足で城内を移動していた。そんなユーリをセーナは必死で追いかけていた。
「ねぇ!!そっちは『プラリスの塔』しかないって!!」
セーナはユーリに追いついてユーリの腕を掴んだ。するとユーリはセーナの手を振りほどいて再び急ぎ足で歩き始めた。
「プラリスの塔へ行くのよ。」
「えっ!?あそこは何もないじゃない!!」
セーナが慌ててユーリの横に並ぶと、ユーリはクスリと笑ってセーナに言った。
「・・・何もないのかしら?」
プラリスの塔とは城内の一番東に位置するシャトゥーム国で一番高い建物であり、国を一望することができる。プラリスとは何代か前の王妃の名前であり、そのころシャトゥーム国では内乱が絶えず、それを嘆いたプラリス王妃が塔の一番上に真っ白なドレスを着て上り内乱が治まるまでずっと祈り続け、そして内乱が治まったときには祈った姿のままで眠るようにして死んでいたというシャトゥーム国の伝説の王妃と言われている。そのため現在でも平和の女神とされ皆に崇められている存在なのである。そしてそれ以降、東の塔は「プラリスの塔」と呼ばれ、内乱は一度も起こってはいないのだ。
「相変わらず古いわねぇ〜。」
ユーリはプラリスの塔に着くと、塔を見上げて言った。
「・・・ユーリ?」
セーナがそんなユーリの様子を不思議そうに見ているとユーリはプラリスの塔の階段がある場所とは反対の方へと歩き出した。
「えっ?階段はこっちじゃないの?」
セーナが慌てて言うとユーリは笑いながら言った。
「塔へ上がるわけじゃないんだから!!」
「えっ?」
「いいから、こっちへ来て!!」
セーナがユーリに呼ばれて階段のちょうど裏に行くと、ユーリは塔の壁に手を当てて何かを探していた。
「何してるの?」
セーナがそう言ったときユーリは何かを見つけた。
「あった!!セーナ、周りに誰もいない?」
ユーリにそう言われてセーナは辺りを見回した。
「・・・居ないと思うけど・・・居たらマズイの?」
「かなりマズイ!!」
ユーリが険しい顔をして言うと、セーナは軽く息を吐きポケットから小さな電子チップを取り出して、それを塔に貼り付けた。
「何なの?そのチップ・・・」
ユーリが聞くとセーナはポケットから小さなモニターのついた機械を出してそれを見ながら言った。
「生命体、機械類には無害の電磁波を発するチップ。この特殊な電磁波は生命体や機械類に当たると独特な変化を起こし、微量の静電気が発生するの。その静電気を感知するのがこのモニターってわけ。電磁波が当たった部分に静電気が発生するから接触物質の形状や距離までかなり正確に計測できるようになってる。」
セーナの説明を聞きながらユーリはセーナの持っているモニターをのぞきこんだ。
「・・・よくわかんないけど、とにかくこれで周囲に人が居るかどうかわかるってことよね?」
「・・・うん。・・・誰もいないよ。」
セーナがそう言うとユーリはプラリスの塔の外壁のレンガを一つ外した。
「ちょ、ちょっとユーリ!!プラリスの塔は・・・」
セーナが慌てて止めようとユーリに駈け寄るとレンガを外したその奥にはパスワードを入力する電子画面と鍵を刺し込む場所があった。
「何なの、コレ・・・こんなの塔にあった?」
セーナが驚いてユーリに言うと、ユーリはポケットから金色の鍵を取り出し、それを鍵穴に差し込みパスワードを入力してから鍵を回した。
すると塔の裏に入口が現れた。ユーリは鍵を抜いてレンガを戻した。
「セーナ、入るよ〜♪」
ユーリはそう言うと入口から入って行った。
「・・・。」
セーナも慌ててユーリの後を追って入口から入った。
- Posted at:
- 2007年
- 03月
- 01日
- (木)
- 03:28
- TOP △
Copyright © 2006 小悪魔の囁き.
all rights reserved.

