禁じられし扉 第11話
「おぉ、セーナ。やっと来たか。」
セーナが部屋に入ると国王はセーナに歩み寄り、そして椅子に座っている老人を紹介した。
「セーナ、こちらはヴァラベル王国 首相付き事務官 ノスチーヌ候だ。」
すると、老人は椅子から立ち上がってセーナに歩み寄り、膝をついてセーナの手を取りキスをした。
「初めまして。ヴァラベル王国 首相付き事務官のアリオス・エディール・フォン・ノスチーヌでございます。セーナ・クリステル王女にお会いできて光栄でございます。本日は国王陛下とセーナ様にヴァラベル国王より伝言を預かってまいりました。」
「初めまして、ノスチーヌ候。ご丁寧なご挨拶ありがとうございます。セーナ・クリステルです。私に・・・ですか?」
セーナは困惑した顔で国王を見た。すると国王は椅子に座って笑顔で言った。
「とりあえず、座りなさい。ノスチーヌ候もお掛けになって下さい。」
「ありがとうございます。」
ノスチーヌ候が椅子に座るとセーナはノスチーヌ候に尋ねた。
「あの〜・・・一体どういうご用件なのでしょうか?」
すると、ノスチーヌ候は笑顔でセーナに言った。
「わが国、ヴァラベルのことはご存知ですか?」
「え・・・はい。詳しいことまでは存じませんが、テクノロジー開発は世界のトップクラスであり、治安もよく経済も安定しているとか・・・。」
セーナは以前ユーリから聞いた情報を必死に思い出しながら答えた。
「わが国のテクノロジーもヴァラベル国の影響を大きく受けているということも知っています。」
「その通りでございます。今日はそのテクノロジーに関することでセーナ様と国王陛下にヴァラベル国王よりお伝えしたいことがあるのです。」
ノスチーヌ候はそう言うと厳重に鍵をかけられている木箱を取り出し、開錠して中に入っていた封書を国王に渡した。国王はそれを受け取り手紙を取り出して読み始めた。セーナはその様子を困惑した顔をして見ていた。
国王は手紙を読み終えるとそれをセーナに渡した。
「私も読むのですか?」
不思議そうにセーナが国王に尋ねると、国王は笑って言った。
「この手紙は私にではなく、おまえに宛てられているのだよ。」
「えっ・・・?」
セーナが驚いているとノスチーヌ候が付け加えた。
「国王陛下には先ほど、私からきちんとお話いたしました。それに、ヴァラベル国王からシャトゥーム国王陛下に宛ててのお手紙もお渡しいたしましたので・・・。それはセーナ様に宛ててのものでございます。」
それを聞いて、セーナは困惑しながらも手紙に目を通した。
「・・・えっ!?」
手紙の内容に驚きセーナは顔を上げて言った。
「一体、どういう事なのですか!?」
セーナは手紙をテーブルに叩きつけた。
「私にこの国を離れろとおっしゃりたいのですか?」
「セーナ様、ヴァラベル国王はただテクノロジー開発に興味があり、その才能をお持ちのあなたにヴァラベル国のテクノロジーを学んでみないかとおっしゃっているだけでございます。」
ノスチーヌ候はセーナを宥める様に言ったが、それが反対にセーナを余計に怒らせてしまった。
「私はただ個人の趣味として発明を楽しんでいるだけです!!一国のテクノロジー開発に興味はございません!!それに、私はわが国のテクノロジーに誇りを持っております。他国の干渉を受けたくはありません!!」
セーナは激しい口調でノスチーヌ候に言った。
「しかし、セーナ。この国ではできないこともヴァラベル国ではできるのだよ?それに、今以上の知識を得るには留学した方がいいと思う・・・ヴァラベル国では・・・」
国王がセーナを落ち着かせようとしたがセーナはその言葉を遮り、ノスチーヌ候の方を向いて言った。
「・・・失礼いたしました。しかし、私にはまだこの国でやらなければならない事があります。ですから、留学はまたの機会ということで・・・。では、私はこれで失礼いたします。」
「セーナ、待ちなさい・・・。」
国王が止めるのも聞かずにセーナは部屋を出た。そして、部屋に戻った。
セーナが部屋に入ると国王はセーナに歩み寄り、そして椅子に座っている老人を紹介した。
「セーナ、こちらはヴァラベル王国 首相付き事務官 ノスチーヌ候だ。」
すると、老人は椅子から立ち上がってセーナに歩み寄り、膝をついてセーナの手を取りキスをした。
「初めまして。ヴァラベル王国 首相付き事務官のアリオス・エディール・フォン・ノスチーヌでございます。セーナ・クリステル王女にお会いできて光栄でございます。本日は国王陛下とセーナ様にヴァラベル国王より伝言を預かってまいりました。」
「初めまして、ノスチーヌ候。ご丁寧なご挨拶ありがとうございます。セーナ・クリステルです。私に・・・ですか?」
セーナは困惑した顔で国王を見た。すると国王は椅子に座って笑顔で言った。
「とりあえず、座りなさい。ノスチーヌ候もお掛けになって下さい。」
「ありがとうございます。」
ノスチーヌ候が椅子に座るとセーナはノスチーヌ候に尋ねた。
「あの〜・・・一体どういうご用件なのでしょうか?」
すると、ノスチーヌ候は笑顔でセーナに言った。
「わが国、ヴァラベルのことはご存知ですか?」
「え・・・はい。詳しいことまでは存じませんが、テクノロジー開発は世界のトップクラスであり、治安もよく経済も安定しているとか・・・。」
セーナは以前ユーリから聞いた情報を必死に思い出しながら答えた。
「わが国のテクノロジーもヴァラベル国の影響を大きく受けているということも知っています。」
「その通りでございます。今日はそのテクノロジーに関することでセーナ様と国王陛下にヴァラベル国王よりお伝えしたいことがあるのです。」
ノスチーヌ候はそう言うと厳重に鍵をかけられている木箱を取り出し、開錠して中に入っていた封書を国王に渡した。国王はそれを受け取り手紙を取り出して読み始めた。セーナはその様子を困惑した顔をして見ていた。
国王は手紙を読み終えるとそれをセーナに渡した。
「私も読むのですか?」
不思議そうにセーナが国王に尋ねると、国王は笑って言った。
「この手紙は私にではなく、おまえに宛てられているのだよ。」
「えっ・・・?」
セーナが驚いているとノスチーヌ候が付け加えた。
「国王陛下には先ほど、私からきちんとお話いたしました。それに、ヴァラベル国王からシャトゥーム国王陛下に宛ててのお手紙もお渡しいたしましたので・・・。それはセーナ様に宛ててのものでございます。」
それを聞いて、セーナは困惑しながらも手紙に目を通した。
「・・・えっ!?」
手紙の内容に驚きセーナは顔を上げて言った。
「一体、どういう事なのですか!?」
セーナは手紙をテーブルに叩きつけた。
「私にこの国を離れろとおっしゃりたいのですか?」
「セーナ様、ヴァラベル国王はただテクノロジー開発に興味があり、その才能をお持ちのあなたにヴァラベル国のテクノロジーを学んでみないかとおっしゃっているだけでございます。」
ノスチーヌ候はセーナを宥める様に言ったが、それが反対にセーナを余計に怒らせてしまった。
「私はただ個人の趣味として発明を楽しんでいるだけです!!一国のテクノロジー開発に興味はございません!!それに、私はわが国のテクノロジーに誇りを持っております。他国の干渉を受けたくはありません!!」
セーナは激しい口調でノスチーヌ候に言った。
「しかし、セーナ。この国ではできないこともヴァラベル国ではできるのだよ?それに、今以上の知識を得るには留学した方がいいと思う・・・ヴァラベル国では・・・」
国王がセーナを落ち着かせようとしたがセーナはその言葉を遮り、ノスチーヌ候の方を向いて言った。
「・・・失礼いたしました。しかし、私にはまだこの国でやらなければならない事があります。ですから、留学はまたの機会ということで・・・。では、私はこれで失礼いたします。」
「セーナ、待ちなさい・・・。」
国王が止めるのも聞かずにセーナは部屋を出た。そして、部屋に戻った。
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- 2006年
- 11月
- 04日
- (土)
- 17:44
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