禁じられし扉 第2話
王女たちが退室し終えると王はジョーの元に歩み寄って言った。
「二人の娘はとてもいい子なのだが・・・ユーリは活発で頭の回転も速い、それになにより人の心を読むのが得意なのだよ。だから、この城内の者でユーリにかなう者はいないのだ。恥ずかしながら、私も王妃も何もできない状態だよ・・・。セーナはユーリとは対象的で内気で読書が大好きな子だ。しかし、様々な実験にも興味を持っていて・・・この国内での特許数の大半をセーナが持っているのだよ。」
「それはすごいですね・・・。」
ジョーは国王を見上げて言った。すると国王は頷き微笑みながら言った。
「わが娘ながらすごい子だと思う。セーナは天才とまで言われているのだ・・・。
そのような子たちだから普通の家庭教師では授業が成り立たないのだ。国内でも天才と言われている君にしか頼めないのだよ。やってくれるか?」
国王の言葉にジョーは頷き、そして頭を下げて言った。
「陛下、私には勿体無いお言葉です。私めにできることならば何でもお引き受けいたします。」
その言葉を聞いて王は微笑みジョーの肩に手を置いて言った。
「ありがとう、ジョーよ・・・私に出来ることがあればなんでも協力しよう。いつでも言ってくれ。」
「ありがとうございます、国王陛下。」
ジョーは国王の顔を見ながら頬を少し赤らめて言った。
国王とジョーはその後しばらく話しをした。
ジョーは城内の広い部屋を私室として与えられ、専属の使用人も数人与えられた。
ジョーが家庭教師として王女たちに教える時間は週に30時間程。主に、大学での専門科目が中心とされ、ユーリには経営学の、セーナには物理学の担当をすることになった。
王女たちは共にこの国の継承権を持っており、次期統治者として学ぶべきことは沢山あったが2人とも非常に優秀であったため若干15歳にしてすべてをマスターしていた。そのため普通の者では王女たちに教えることなどできず、国内一の秀才であるジョーが王女たちが興味を持っている分野について教えることとなった。
一応全てをマスターしたとはいえ王女たちは若干15歳。これから先、心身共に成長していくにはやはりまだまだ学ぶべきであると国王、王妃ともに考えていたのだ。また、王女たちも自分たちの知らない内容を学ぶことにはとても積極的だったため家庭教師をつけることとなったのだ。
「二人の娘はとてもいい子なのだが・・・ユーリは活発で頭の回転も速い、それになにより人の心を読むのが得意なのだよ。だから、この城内の者でユーリにかなう者はいないのだ。恥ずかしながら、私も王妃も何もできない状態だよ・・・。セーナはユーリとは対象的で内気で読書が大好きな子だ。しかし、様々な実験にも興味を持っていて・・・この国内での特許数の大半をセーナが持っているのだよ。」
「それはすごいですね・・・。」
ジョーは国王を見上げて言った。すると国王は頷き微笑みながら言った。
「わが娘ながらすごい子だと思う。セーナは天才とまで言われているのだ・・・。
そのような子たちだから普通の家庭教師では授業が成り立たないのだ。国内でも天才と言われている君にしか頼めないのだよ。やってくれるか?」
国王の言葉にジョーは頷き、そして頭を下げて言った。
「陛下、私には勿体無いお言葉です。私めにできることならば何でもお引き受けいたします。」
その言葉を聞いて王は微笑みジョーの肩に手を置いて言った。
「ありがとう、ジョーよ・・・私に出来ることがあればなんでも協力しよう。いつでも言ってくれ。」
「ありがとうございます、国王陛下。」
ジョーは国王の顔を見ながら頬を少し赤らめて言った。
国王とジョーはその後しばらく話しをした。
ジョーは城内の広い部屋を私室として与えられ、専属の使用人も数人与えられた。
ジョーが家庭教師として王女たちに教える時間は週に30時間程。主に、大学での専門科目が中心とされ、ユーリには経営学の、セーナには物理学の担当をすることになった。
王女たちは共にこの国の継承権を持っており、次期統治者として学ぶべきことは沢山あったが2人とも非常に優秀であったため若干15歳にしてすべてをマスターしていた。そのため普通の者では王女たちに教えることなどできず、国内一の秀才であるジョーが王女たちが興味を持っている分野について教えることとなった。
一応全てをマスターしたとはいえ王女たちは若干15歳。これから先、心身共に成長していくにはやはりまだまだ学ぶべきであると国王、王妃ともに考えていたのだ。また、王女たちも自分たちの知らない内容を学ぶことにはとても積極的だったため家庭教師をつけることとなったのだ。
- Posted at:
- 2006年
- 04月
- 30日
- (日)
- 16:36
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禁じられし扉 第1話
恋に落ちてはダメ・・・
それは最大のタブー・・・
もし、破ればその身は滅ぶ・・・
最愛の者の手によって・・・
これはある王国にある古い言い伝え。
その国にはザビエル王というとても優秀な王がいた。ザビエル王には美しい王妃がいたが、ザビエル王自ら剣をとり王妃を殺した。ザビエル王がこの世で最も愛した女性だった。
そして、ザビエル王は剣をふりかざし・・・
ザビエル王が治める王国はとても豊かで平和だった。ザビエル王には美しい王妃と双子の王女がいた。国王は質素で勉強家であり、そしてなにより慈悲深かった。そのためとても国民に慕われていた。王妃や王女たちもそんな国王を誇りに思い、国王を助けそして支えていた。そんな平和な国がたった一人の男性の出現によって滅ぶ道を辿ることとなる。
ある日、王女たちの家庭教師としてある男が城にやってきた。
男の名は「ハーゲ・M・ジョー」
容姿端麗、品行方正、そしてとても優秀な頭の持ち主であり王女たちの家庭教師の選考会で選ばれた男だ。
ジョーは国王と王妃の前に歩みより跪き口を開いた。
「初めてお目にかかります。国王陛下並びに王后陛下にはご機嫌麗しく・・・」
その時、勢いよく扉がひらいた。そして甲高い声が響き渡ると同時に女の子が現れた。
「いけません!!国王陛下の許可無しにご勝手に入られては!!」
「あらん!!あなたが新しい先生?」
勢いよく入ってきた女の子が息を切らしながら言った。
「ユーリ!!」
王妃が驚いて声を上げ、女の子の元に駆け寄った。
すると後ろからもう一人の女の子が入ってきた。
「へ〜・・・この人が・・・」
その女の子はジョーをジッと見て言った。
「セーナ様!!」
その後ろから苦しそうに息をきらした年配の女性が入ってきてその女の子の傍に駆け寄った。
その様子を見て国王は笑いながら言った。
「今日は騒がしいな。ジョーよ・・・その二人の子供が私の娘たちだ。そして隣にいる女性は王女たちの教育係だ。ユーリ、セーナ、こちらがこれからおまえ達の家庭教師をしてくださるハーゲ・M・ジョー先生だ。こちらにきてきちんと挨拶をしなさい。エリザベス夫人も一緒に・・・。」
国王にそう言われると二人の王女は顔を見合わせジョーの傍に歩み寄った。
「初めましてジョー先生。私はユーリ・パレル・ド・シャトゥームです。」
そう言って髪の長い少女はドレスの裾を軽く持ち上げ会釈した。
「初めまして。私はセーナ・クリステル・ド・シャトゥームです。」
次に髪の短い少女が軽くお辞儀をしながら挨拶をした。
2人の王女の挨拶が済むと年配の女性がジョーの傍に歩み寄り深くお辞儀をしながら言った。
「初めまして、ハーゲ・M・ジョー様。私は王女様方の教育係をしておりますロレーヌ・ド・エリザベスでございます。」
「王妃よ。私はジョーと少し話しがある。」
エリザベス夫人が挨拶を終えると国王は王妃に言った。王妃は頷き静かに言った。
「わかりました。では私は王女たちと共にすこしお庭の方を散歩してきます。」
王妃は王女たちを連れてエリザベス夫人と共に退出した。
それは最大のタブー・・・
もし、破ればその身は滅ぶ・・・
最愛の者の手によって・・・
これはある王国にある古い言い伝え。
その国にはザビエル王というとても優秀な王がいた。ザビエル王には美しい王妃がいたが、ザビエル王自ら剣をとり王妃を殺した。ザビエル王がこの世で最も愛した女性だった。
そして、ザビエル王は剣をふりかざし・・・
ザビエル王が治める王国はとても豊かで平和だった。ザビエル王には美しい王妃と双子の王女がいた。国王は質素で勉強家であり、そしてなにより慈悲深かった。そのためとても国民に慕われていた。王妃や王女たちもそんな国王を誇りに思い、国王を助けそして支えていた。そんな平和な国がたった一人の男性の出現によって滅ぶ道を辿ることとなる。
ある日、王女たちの家庭教師としてある男が城にやってきた。
男の名は「ハーゲ・M・ジョー」
容姿端麗、品行方正、そしてとても優秀な頭の持ち主であり王女たちの家庭教師の選考会で選ばれた男だ。
ジョーは国王と王妃の前に歩みより跪き口を開いた。
「初めてお目にかかります。国王陛下並びに王后陛下にはご機嫌麗しく・・・」
その時、勢いよく扉がひらいた。そして甲高い声が響き渡ると同時に女の子が現れた。
「いけません!!国王陛下の許可無しにご勝手に入られては!!」
「あらん!!あなたが新しい先生?」
勢いよく入ってきた女の子が息を切らしながら言った。
「ユーリ!!」
王妃が驚いて声を上げ、女の子の元に駆け寄った。
すると後ろからもう一人の女の子が入ってきた。
「へ〜・・・この人が・・・」
その女の子はジョーをジッと見て言った。
「セーナ様!!」
その後ろから苦しそうに息をきらした年配の女性が入ってきてその女の子の傍に駆け寄った。
その様子を見て国王は笑いながら言った。
「今日は騒がしいな。ジョーよ・・・その二人の子供が私の娘たちだ。そして隣にいる女性は王女たちの教育係だ。ユーリ、セーナ、こちらがこれからおまえ達の家庭教師をしてくださるハーゲ・M・ジョー先生だ。こちらにきてきちんと挨拶をしなさい。エリザベス夫人も一緒に・・・。」
国王にそう言われると二人の王女は顔を見合わせジョーの傍に歩み寄った。
「初めましてジョー先生。私はユーリ・パレル・ド・シャトゥームです。」
そう言って髪の長い少女はドレスの裾を軽く持ち上げ会釈した。
「初めまして。私はセーナ・クリステル・ド・シャトゥームです。」
次に髪の短い少女が軽くお辞儀をしながら挨拶をした。
2人の王女の挨拶が済むと年配の女性がジョーの傍に歩み寄り深くお辞儀をしながら言った。
「初めまして、ハーゲ・M・ジョー様。私は王女様方の教育係をしておりますロレーヌ・ド・エリザベスでございます。」
「王妃よ。私はジョーと少し話しがある。」
エリザベス夫人が挨拶を終えると国王は王妃に言った。王妃は頷き静かに言った。
「わかりました。では私は王女たちと共にすこしお庭の方を散歩してきます。」
王妃は王女たちを連れてエリザベス夫人と共に退出した。
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- 2006年
- 04月
- 17日
- (月)
- 21:11
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神話 第4話
大天使ユウと龍王セヨは天上界と魔界を混乱に陥れ、滅ぼしあわせるために正天使と四天王の偽の死体を作りそれぞれ持ち帰った。そして案の定、両世界は混乱に陥り、滅ぼしあいを始めた。本当の正天使と四天王は大天使ユウと龍王セヨが創った地で2人の指示通り植物や水、動物などを創っていたのだ。
真実を知った神ザビエルと魔王ジョーは驚き、激怒し、自分達の運命を知った。「緊急特例処刑」が発令された時から二人の運命は決まっていたのだ。2人は「命は惜しくない。しかし、これからは一緒にいさせて欲しい」と言った。大天使ユウと龍王セヨは2人を「緊急特例処刑」により処刑した。そして、2人の魂をシールド内に封印し「Middle Point」の地に融合させ、生まれ変わることができないようにした。そして外側のシールドを解除し正天使、四天王と共に「Middle Point」を爆破し砂以外なにもなく、生命体が生息できない地にした。
その後、新たな地に戻り、正天使と四天王を融合させ新たな生き物「人間」を創り、この地を「地球」と名づけた。そして、大天使ユウと龍王セヨは姿を消した。その後「人間」は砂だけの世界、「Middle Point」のあった地を発見し「月」と名づけた。正天使だった頃の記憶、または四天王だった頃の記憶によって人間は月を発見することができたのだ。
そして・・・
大天使ユウと龍王セヨがどこにいったのか知るものは誰もいない。新たな世界を創るために異空間へ行ったのかもしれない・・・この世界をどこかで操っているのかもしれない・・・もしかしたら・・・この地に融合したのかもしれない・・・
真実を知るものは誰もいないのだ。しかし、はっきりしている事が一つだけある。
・・・神話の時代は終わった・・・
真実を知った神ザビエルと魔王ジョーは驚き、激怒し、自分達の運命を知った。「緊急特例処刑」が発令された時から二人の運命は決まっていたのだ。2人は「命は惜しくない。しかし、これからは一緒にいさせて欲しい」と言った。大天使ユウと龍王セヨは2人を「緊急特例処刑」により処刑した。そして、2人の魂をシールド内に封印し「Middle Point」の地に融合させ、生まれ変わることができないようにした。そして外側のシールドを解除し正天使、四天王と共に「Middle Point」を爆破し砂以外なにもなく、生命体が生息できない地にした。
その後、新たな地に戻り、正天使と四天王を融合させ新たな生き物「人間」を創り、この地を「地球」と名づけた。そして、大天使ユウと龍王セヨは姿を消した。その後「人間」は砂だけの世界、「Middle Point」のあった地を発見し「月」と名づけた。正天使だった頃の記憶、または四天王だった頃の記憶によって人間は月を発見することができたのだ。
そして・・・
大天使ユウと龍王セヨがどこにいったのか知るものは誰もいない。新たな世界を創るために異空間へ行ったのかもしれない・・・この世界をどこかで操っているのかもしれない・・・もしかしたら・・・この地に融合したのかもしれない・・・
真実を知るものは誰もいないのだ。しかし、はっきりしている事が一つだけある。
・・・神話の時代は終わった・・・
- Posted at:
- 2006年
- 04月
- 10日
- (月)
- 18:54
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神話 第3話
「Middle Point」と同空間にあり、「Middle Point」からずっと離れた場所・・・。
そこに大天使ユウと龍王セヨはいた。そしてその他にも・・・。
2人はその場所から天上界と魔界の滅んでいくさまを見ていた。両世界とも指揮官をなくした今、滅ぶ道しか残されていなかった・・・。この場所は大天使ユウと龍王セヨによって創られた地。外側には「Middle Point」の何万倍もの強力なシールドがはられており、この地が存在することさえ天上界・魔界からはもちろん「Middle Point」からでさえ確認できないほどだった。2人は見回りの際に少しずつ計画を進めていたのだ・・・。自分達が独立し、自分達によって何もかもを生み出すことの出来る世界を創る計画を・・・。
・・・初め2人は天上界・魔界のトップになり、支配していることに満足していた。しかし、力のない神ザビエル・魔王ジョーに形式的にだけでも従うことが嫌でしかたがなかった。自分達の強大な力を発揮できないことに苛立っていたのだ。そんなとき「Middle Point」侵入事件が起き、2人は共に行動することが多くなった。見回りなどで意気投合し計画を練り、実行したのだ。そして、自分達にとって邪魔な天上界と魔界、そして神ザビエルと魔王ジョーを消す方法を考えていた時、二人にとって都合のいい事を目撃したのだ・・・
天上界と魔界の様子を見ていた大天使ユウと龍王セヨは「Middle Point」に向かった。「Middle Point」には神ザビエルと魔王ジョーがいた。2人は抱き合い、滅び行く天上界と魔界を見ながら泣いていた。自分達の無力差と過ちに・・・。そう、2人は愛し合っていたのだ・・・。天使族と悪魔族の恋愛はタブーではなかったが、正天使及び四天王クラス以上の者は強い力をもっているため、平和維持のために恋愛はタブーだったのだ。しかし、神ザビエルと魔王ジョーは恋に落ちた、過ちだと分かっていながら・・・。2人は人目をさけこの「Middle Point」で逢っていた・・・侵入者は神ザビエルと魔王ジョーだったのだ。2人は大天使や龍王、正天使、四天王に見つからないように侵入し、会議を頻繁に行うことによりそれを確かめていたのだ。大天使と龍王に目撃され、利用されているとは知らずに・・・。
そこに大天使ユウと龍王セヨ、そして死んだはずの正天使、四天王が「Middle Point」に到着した。神ザビエルと魔王ジョーは驚いた。死んだはずの正天使と四天王が生きていたからだ。正天使と四天王は死んでなかったのだ。
・・・大天使ユウと龍王セヨは新たな世界に優秀なもの、つまりある程度の強い力を持ち、自分達の命令を忠実に聞く正天使と四天王は必要だと考えた。そのため、正天使と四天王に真実を話し、計画をもちかけ引き入れたのだ。もちろん、断れば殺すつもりで。しかし、正天使も四天王も神ザビエルと魔王ジョーに力がないことをうすうす感じていた。そして、強大な力を持つ大天使ユウと龍王セヨについていくことにしたのだ・・・
そこに大天使ユウと龍王セヨはいた。そしてその他にも・・・。
2人はその場所から天上界と魔界の滅んでいくさまを見ていた。両世界とも指揮官をなくした今、滅ぶ道しか残されていなかった・・・。この場所は大天使ユウと龍王セヨによって創られた地。外側には「Middle Point」の何万倍もの強力なシールドがはられており、この地が存在することさえ天上界・魔界からはもちろん「Middle Point」からでさえ確認できないほどだった。2人は見回りの際に少しずつ計画を進めていたのだ・・・。自分達が独立し、自分達によって何もかもを生み出すことの出来る世界を創る計画を・・・。
・・・初め2人は天上界・魔界のトップになり、支配していることに満足していた。しかし、力のない神ザビエル・魔王ジョーに形式的にだけでも従うことが嫌でしかたがなかった。自分達の強大な力を発揮できないことに苛立っていたのだ。そんなとき「Middle Point」侵入事件が起き、2人は共に行動することが多くなった。見回りなどで意気投合し計画を練り、実行したのだ。そして、自分達にとって邪魔な天上界と魔界、そして神ザビエルと魔王ジョーを消す方法を考えていた時、二人にとって都合のいい事を目撃したのだ・・・
天上界と魔界の様子を見ていた大天使ユウと龍王セヨは「Middle Point」に向かった。「Middle Point」には神ザビエルと魔王ジョーがいた。2人は抱き合い、滅び行く天上界と魔界を見ながら泣いていた。自分達の無力差と過ちに・・・。そう、2人は愛し合っていたのだ・・・。天使族と悪魔族の恋愛はタブーではなかったが、正天使及び四天王クラス以上の者は強い力をもっているため、平和維持のために恋愛はタブーだったのだ。しかし、神ザビエルと魔王ジョーは恋に落ちた、過ちだと分かっていながら・・・。2人は人目をさけこの「Middle Point」で逢っていた・・・侵入者は神ザビエルと魔王ジョーだったのだ。2人は大天使や龍王、正天使、四天王に見つからないように侵入し、会議を頻繁に行うことによりそれを確かめていたのだ。大天使と龍王に目撃され、利用されているとは知らずに・・・。
そこに大天使ユウと龍王セヨ、そして死んだはずの正天使、四天王が「Middle Point」に到着した。神ザビエルと魔王ジョーは驚いた。死んだはずの正天使と四天王が生きていたからだ。正天使と四天王は死んでなかったのだ。
・・・大天使ユウと龍王セヨは新たな世界に優秀なもの、つまりある程度の強い力を持ち、自分達の命令を忠実に聞く正天使と四天王は必要だと考えた。そのため、正天使と四天王に真実を話し、計画をもちかけ引き入れたのだ。もちろん、断れば殺すつもりで。しかし、正天使も四天王も神ザビエルと魔王ジョーに力がないことをうすうす感じていた。そして、強大な力を持つ大天使ユウと龍王セヨについていくことにしたのだ・・・
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- 2006年
- 04月
- 09日
- (日)
- 02:54
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神話 第2話
その日以降、定例会議の決定事項に従い、外側シールドの強化及び定期的見回りは実施された。大天使と龍王での見回りによりすぐに解決されると思われたが、なかなか侵入者らしき者はみつからず、「Middle Point」も侵入された形跡はそれ以降ぱったりとなくなった。
しかし、約半年が経ち、次の定例会議が開かれる三日前にシールドの一部が薄くなっているのを大天使ユウと龍王セヨがみつけた。何者かが強化シールドを突破し「Middle Point」に侵入したのだ。しかし、三日後の定例会議では<その後異常がないため、次の定例会議まで現状維持>という事で協議は終了した。その後も大天使ユウと龍王セヨによって定期的見回りは行われ、侵入した痕跡を2人は多々みつけた。その痕跡から侵入は一ヶ月の間に最低7回は行われていると推測するのは2人にはたやすい事だった。
三ヶ月後に緊急会議が開かれた。もちろん「Middle Point」侵入に関しての協議だ。しかし大天使ユウと龍王セヨの報告では<侵入はこの三ヶ月に2回行われた>とのことであった。強化シールドを突破し、天上界と魔界の事実上のトップである両者による見回りをかわし「Middle Point」に侵入された事は天上界、魔界両世界にとって非常にショックな事だった。しかし、両世界を混乱に巻き込むことを恐れた神ザビエルと魔王ジョーは大天使ユウと龍王セヨに「緊急特例処刑」・・・天上界及び魔界に危険を及ぼす者、もしくは及ぼす可能性のある者を両世界の平和的関係を維持するため、両世界の代表者の合意のもと、神と魔王が手段を選ばずに処刑することを大天使と龍王に認めるもの・・・を発令した。
実際には大天使ユウと龍王セヨの両者が取り決め、神ザビエルと魔王ジョーに発令させたのだ。
その後、見回りの時に2人は何度も侵入の痕跡を見つけるも侵入者を処刑することはできなかった・・・いや、処刑しなかったのだろう・・・。事態を重くみた天上界と魔界は緊急特別会議を開き、「特例法案」を作成した。内容は<緊急特例処刑発令の際、大天使と龍王両者の力をもってしても処刑することができなかった場合、天上界より正天使の4名・魔界より四天王の4名も大天使、龍王と共に手段を選ばずに処刑することができる>というものであった。この法案発令により計10名が侵入者の捜索及び処刑に関わることとなり、今度こそは侵入者を処刑できると考えられていた。
しかし・・・特例法案発令より1週間後・・・
大天使ユウと龍王セヨ以外の正天使4名、四天王4名の計8名が見回り途中に消息を絶ち、その1週間後に「Middle Point」と同空間・・・天上界と魔界とは別空間・・・で大天使ユウと龍王セヨによって遺体で発見された。
8名全員が一撃で殺されていた・・・。それにより天上界、魔界共にパニックに陥り、平和は乱れ秩序も乱れた。天使達は正天使の座をめぐり、悪魔達は四天王の座をめぐり・・・ついに天使族は悪魔族を、悪魔族は天使族を恨むようになり天上界と魔界の平和的関係は崩れ、戦争が始まったのだ。神ザビエルと魔王ジョーは大天使ユウと龍王セヨに戦争を止めるように指示しようとした・・・が、2人の姿は天上界にも魔界にもなかった・・・。
しかし、約半年が経ち、次の定例会議が開かれる三日前にシールドの一部が薄くなっているのを大天使ユウと龍王セヨがみつけた。何者かが強化シールドを突破し「Middle Point」に侵入したのだ。しかし、三日後の定例会議では<その後異常がないため、次の定例会議まで現状維持>という事で協議は終了した。その後も大天使ユウと龍王セヨによって定期的見回りは行われ、侵入した痕跡を2人は多々みつけた。その痕跡から侵入は一ヶ月の間に最低7回は行われていると推測するのは2人にはたやすい事だった。
三ヶ月後に緊急会議が開かれた。もちろん「Middle Point」侵入に関しての協議だ。しかし大天使ユウと龍王セヨの報告では<侵入はこの三ヶ月に2回行われた>とのことであった。強化シールドを突破し、天上界と魔界の事実上のトップである両者による見回りをかわし「Middle Point」に侵入された事は天上界、魔界両世界にとって非常にショックな事だった。しかし、両世界を混乱に巻き込むことを恐れた神ザビエルと魔王ジョーは大天使ユウと龍王セヨに「緊急特例処刑」・・・天上界及び魔界に危険を及ぼす者、もしくは及ぼす可能性のある者を両世界の平和的関係を維持するため、両世界の代表者の合意のもと、神と魔王が手段を選ばずに処刑することを大天使と龍王に認めるもの・・・を発令した。
実際には大天使ユウと龍王セヨの両者が取り決め、神ザビエルと魔王ジョーに発令させたのだ。
その後、見回りの時に2人は何度も侵入の痕跡を見つけるも侵入者を処刑することはできなかった・・・いや、処刑しなかったのだろう・・・。事態を重くみた天上界と魔界は緊急特別会議を開き、「特例法案」を作成した。内容は<緊急特例処刑発令の際、大天使と龍王両者の力をもってしても処刑することができなかった場合、天上界より正天使の4名・魔界より四天王の4名も大天使、龍王と共に手段を選ばずに処刑することができる>というものであった。この法案発令により計10名が侵入者の捜索及び処刑に関わることとなり、今度こそは侵入者を処刑できると考えられていた。
しかし・・・特例法案発令より1週間後・・・
大天使ユウと龍王セヨ以外の正天使4名、四天王4名の計8名が見回り途中に消息を絶ち、その1週間後に「Middle Point」と同空間・・・天上界と魔界とは別空間・・・で大天使ユウと龍王セヨによって遺体で発見された。
8名全員が一撃で殺されていた・・・。それにより天上界、魔界共にパニックに陥り、平和は乱れ秩序も乱れた。天使達は正天使の座をめぐり、悪魔達は四天王の座をめぐり・・・ついに天使族は悪魔族を、悪魔族は天使族を恨むようになり天上界と魔界の平和的関係は崩れ、戦争が始まったのだ。神ザビエルと魔王ジョーは大天使ユウと龍王セヨに戦争を止めるように指示しようとした・・・が、2人の姿は天上界にも魔界にもなかった・・・。
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- 2006年
- 04月
- 08日
- (土)
- 17:33
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神話 第1話
神話の時代・・・
天上界と魔界の二つの世界があった。
天上界には神を中心に大天使、正天使、天使の順に天使族が暮らしていた。
神の名は「ザビエル」。大天使の名は「ユウ」。大天使ユウは神と同等、もしくはそれ以上のちからをもっていた。しかし彼女の真の力を知るものは神以外この天上界にはいなかった。天上界はこの強大な力をもつ2人によって平和に保たれていた。・・・いや、保たれているように見えていた・・・。実際には大天使ユウが天上界をその神をも凌駕する強大な力で支配していたのだ。しかし、その事実を知る者も神以外この天上界にはいなかったのだ。正天使4名も大天使に逆らうことは許されなかった。
相反するもうひとつの世界・・・
魔界には魔王を中心に龍王、魔界四天王、悪魔の順に悪魔族が暮らしていた。
魔王の名は「ジョー」。龍王の名は「セヨ」。龍王とは悪魔の中でもっとも力のあるものが魔王より授かる称号である。セヨは魔女でありながら「龍王」の座を与えられた。魔界四天王はセヨが任命した魔王を護衛し、龍王を補佐するもの4人である。魔王ジョーは気が弱く、男気のない頼りない王だったため、実際は龍王セヨと四天王が魔界を治めていた。・・・と言っても、龍王セヨと四天王との力の差があまりにもあったため、四天王は龍王セヨの言いなりであった。この魔界では力が全てであったため、誰もセヨに逆らうことができないのだ。
ある日、天上界と魔界の中間地点「Middle Point」・・・天上界、魔界とは別空間に存在し、両世界からの干渉を一切うけない地。全ての力を封印されてしまい、この地では使う事ができない。また、この地は異空間に存在するため外側には強力なシールドがはられている。そのため、この地に入ることができるのはそのシールドを突破することのできる、力のあるもののみである・・・この地で天使族と悪魔族の代表による定例会議が開かれた。定例会議は半年に一度行われ、天上界と魔界の間での様々な問題解決の場であり、毎回ここで平和的協議が行われる。今回も天上界からは神ザビエル、大天使ユウ、正天使4名の計6名が、魔界からは魔王ジョー、龍王セヨ、四天王の計6名が集まった。今回は特に重要な会議であり、この会議内での事は重要機密事項とされ、文書化も厳禁とされた。その内容は<近頃この「Middle Point」が何者かに侵入された>という事である。「Middle Point」に入ることのできる程の力を有する者で、そのうえこの定例会議に出席している者達に気づかれずに侵入しているとなると、正天使クラス及び魔界四天王クラス以上の力をもっている可能性があるため、非常に両世界にとって危険であるということなのである。早急に対策が話し合われたが両世界の住人に気づかれてはいけないため、なかなか具体案が出ずまとまらなかった。そして、何日にも及ぶ協議の結果、この「Middle Point」の一時封鎖、外側シールドの強化、そして大天使ユウと龍王セヨの2人での定期的見回りが決定された。
天上界と魔界の二つの世界があった。
天上界には神を中心に大天使、正天使、天使の順に天使族が暮らしていた。
神の名は「ザビエル」。大天使の名は「ユウ」。大天使ユウは神と同等、もしくはそれ以上のちからをもっていた。しかし彼女の真の力を知るものは神以外この天上界にはいなかった。天上界はこの強大な力をもつ2人によって平和に保たれていた。・・・いや、保たれているように見えていた・・・。実際には大天使ユウが天上界をその神をも凌駕する強大な力で支配していたのだ。しかし、その事実を知る者も神以外この天上界にはいなかったのだ。正天使4名も大天使に逆らうことは許されなかった。
相反するもうひとつの世界・・・
魔界には魔王を中心に龍王、魔界四天王、悪魔の順に悪魔族が暮らしていた。
魔王の名は「ジョー」。龍王の名は「セヨ」。龍王とは悪魔の中でもっとも力のあるものが魔王より授かる称号である。セヨは魔女でありながら「龍王」の座を与えられた。魔界四天王はセヨが任命した魔王を護衛し、龍王を補佐するもの4人である。魔王ジョーは気が弱く、男気のない頼りない王だったため、実際は龍王セヨと四天王が魔界を治めていた。・・・と言っても、龍王セヨと四天王との力の差があまりにもあったため、四天王は龍王セヨの言いなりであった。この魔界では力が全てであったため、誰もセヨに逆らうことができないのだ。
ある日、天上界と魔界の中間地点「Middle Point」・・・天上界、魔界とは別空間に存在し、両世界からの干渉を一切うけない地。全ての力を封印されてしまい、この地では使う事ができない。また、この地は異空間に存在するため外側には強力なシールドがはられている。そのため、この地に入ることができるのはそのシールドを突破することのできる、力のあるもののみである・・・この地で天使族と悪魔族の代表による定例会議が開かれた。定例会議は半年に一度行われ、天上界と魔界の間での様々な問題解決の場であり、毎回ここで平和的協議が行われる。今回も天上界からは神ザビエル、大天使ユウ、正天使4名の計6名が、魔界からは魔王ジョー、龍王セヨ、四天王の計6名が集まった。今回は特に重要な会議であり、この会議内での事は重要機密事項とされ、文書化も厳禁とされた。その内容は<近頃この「Middle Point」が何者かに侵入された>という事である。「Middle Point」に入ることのできる程の力を有する者で、そのうえこの定例会議に出席している者達に気づかれずに侵入しているとなると、正天使クラス及び魔界四天王クラス以上の力をもっている可能性があるため、非常に両世界にとって危険であるということなのである。早急に対策が話し合われたが両世界の住人に気づかれてはいけないため、なかなか具体案が出ずまとまらなかった。そして、何日にも及ぶ協議の結果、この「Middle Point」の一時封鎖、外側シールドの強化、そして大天使ユウと龍王セヨの2人での定期的見回りが決定された。
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- 2006年
- 04月
- 08日
- (土)
- 01:43
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